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めっちゃうごく

幼い子供を眺めているとまず立ち止まるということをしない
活発に運動していて、めっちゃうごいてるなあと思う
子供に限らず、私はめっちゃうごいてる人を眺めるのがなんか好きである
(自分でめっちゃうごきたいとはあんまり思わないのだが)


しかしやはり、どこでもめっちゃうごいてるのはだいたい子供であって、大人は静かなものである
大人の運動は、程よく力が制御されているかんじがある
何か特別な行事でもない限り大人が本気でめっちゃうごいてる様子は見られない
ちょっと残念に思う


「大人しくする」という言葉があるが、字面がもう大人を想定してますよね
「静かにする」というのは本来訓練を要する特殊技術なのだ
子供がめっちゃうごくのは、生きものの理にかなってる


生きものにとっては、動くより止まる方がずっと難しい
完全に止まることに挑戦してみると、静止状態を保つのがいかに難しいかがよくわかる
踊りの世界でも止まるのがいちばん難しいみたいな話を聞いたことがある


もし周りから見て完全に止まることができたら、生きものの枠から外れてしまうんじゃないだろうか
普段止まって見える生きものも、実際は必ずゆっくりうごいている
瞑想のひとたちは本気で止まって静かにしてるから
生きものの枠を外れ、宇宙とひとつになれるのかねえ
激しく運動する瞑想というのは、ちょっときいたことがない


宇宙的には人間が静止してようが運動してようが誤差だと思うんだけどな
めっちゃうごきながら宇宙と一体化する技術ってないのだろうか


赤ん坊はめっちゃうごいてるけど、宇宙と一体化できてる気がする
学ぶべきところがある