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昨晩は絶妙に雲のかかった月が出ていて、綺麗だった
どうやら中秋の名月だったらしい


薄い雲の後ろに月が透けて見えていたのだが
それを「薄い月の後ろに雲が透けて見えている」ように眺める、という挑戦を延々とした


2つの星を見比べるとき、どちらがより地球から遠いのかを判断しようとしても
見た目ではまずわからない
月と雲を見比べるときもどちらがより地球から遠いのかを
目の性能だけで判断できているとはあまり思えない
「月は雲よりずっと遠い」と信じるこころが
月が雲よりも後ろに見えるという認知を決定付けている気がする


まあ事実として月は雲より遠いのだけれども
事実は事実でしかないのだ


それでしばらく粘ってみたが、いつまでたっても雲の手前に月は来なかった
「雲は月よりずっと遠い」と信じるこころが足りてない
うーん、とらわれている


結局最後まで月は雲の後ろに居たままで
私はまだまだだなあ、と思ったのでした